インフルエンザA型
あけおめでない。
2018年が始まってから、私は喉が痛くなり始めた。
2日に親戚の集まりがあり、家に帰る頃には話すことすら嫌になるぐらい喉が痛かった。
祖母がくれたはちみつキンカンのど飴で少し喉を潤すとマシにはなるものの、時間が経てばまた痛くなるのだ。
次の日から熱が出始めた。病院に連れていってもらった。年始は診てくれる病院も限られてくる。休日や、夜間にしか行かないその病院のイメージは、闇の森、である。
鼻の奥に綿棒を突っ込まれ、くしゃみがでるかでないかなところで綿棒を引っ張られ、くしゃみがでることなく、診察室を出た。
待合で待つ時間は一瞬だった。
「インフルエンザA型ですね。」
久しぶりの感覚だった。小学校以来の診断名。インフルエンザ。
ここから最悪な日々がスタートした。
その次の日から遠方に住む兄家族が実家に帰ってくることになっていた。
私はいつもと違う奥の部屋に隔離された。
幼い甥っ子たちに移らないようにするためだ。
仕方ないとは分かっている。だが、飲み物も頼みにくい、喉は乾く、お腹も減る、なのに自由に動けない。最悪だった。
次の日のこと。母にインフルがうつった。
マスクをしていてもうつった。
看病をしてくれていた母、初インフルらしい。
本当に申し訳ない。
兄家族とは一切関わらずに4日がすぎ、最終日だけ一緒にご飯を食べた。
とても楽しかった。
私はいつも予防接種を打っていたらインフルにはならないと思っていた。
しかしなるらしい。
そんでもって、予防接種の効力は3ヶ月ぐらいらしい。
なんだそれは、詐欺か!
と思ったが仕方ない。3500円で3ヶ月は守られるのだから、ありがたいっちゃありがたい。
今は鼻水が止まらない。
隔離生活の中で美味しい飲み物に出会った。
スポロン
である。
うまさの秘訣は梅エキスらしい。
これは本当にうまい。
鼻がつまり、ほとんど味がわからない中で、梅エキスがうまみを感じさせてくれた。
ありがとうスポロン。
今日から学校に行くわけだが、何も嬉しくはない。ずっと家にこもっておきたかった。
インフルを理由にダラダラし続けたかった。
そんな2018年の幕開けでした。
私の中で1番最悪な年の始まり方だった。
思い出に残った。
嫌なことはのちに思い出になる。
来年は年末家にこもっておこう。
今年も
一歩一歩。